接触していなくても補償される『非接触事故』
相手車両と物理的に接触していなくても、相手の危険行為が原因でケガをした場合は『非接触事故』(誘因事故)として補償対象になります。例:右折車に驚いて急ブレーキ→転倒、進路妨害で接触回避→ガードレール衝突など。
非接触事故と認められるための3条件
- 相手の危険行為があった(無理な車線変更・進路妨害など)
- それが原因で被害者がケガをした(因果関係)
- 回避行動の必要性が客観的に認められる
立証の難しさと決め手
非接触事故は接触事故より立証が困難です。決め手になるのは以下の証拠です。
- ドライブレコーダー映像(最強の証拠)
- 目撃者の証言(複数人いると説得力大)
- 周辺の防犯カメラ映像
- 警察の実況見分調書
- 車両の傷の有無(避けようとした痕跡)
⚠ 相手が『接触してないから』と逃げようとすることがあります。必ず警察を呼んでナンバープレートを記録してください。
非接触事故被害者の手順
- 1. 警察を呼ぶ(接触なしでも事故として届出)
- 2. 相手のナンバー・特徴・連絡先を確認
- 3. ドラレコ映像を確保(SDカードを抜く)
- 4. 目撃者の連絡先を聞く
- 5. 整形外科を当日中に受診
- 6. 弁護士相談を早期に行う(立証が複雑なため)
過失割合の傾向
非接触事故では『回避行動が適切だったか』も問われ、接触事故より被害者の過失が大きく認定される傾向があります。例えば過剰な急ブレーキで転倒した場合、20〜40%の過失が認められることも。
相手が『接触してないから知らない』と言って去りました。
それは不当な逃げ得行為です。ナンバーを記録し警察に届出すれば、加害者特定→責任追及が可能。映像証拠があれば弁護士介入で勝てる可能性が高いです。
ドラレコがありません。立証は不可能ですか?
困難ですが不可能ではありません。周辺の防犯カメラ・目撃者証言・事故状況の物理的整合性を積み重ねて立証します。早期に弁護士に依頼すれば証拠収集を体系的に進められます。
自賠責保険は非接触事故でも使えますか?
はい、使えます。接触の有無ではなく『加害者の運行に起因する負傷』であれば対象になります。被害者請求の手続きで証拠を提出すれば、120万円までは自賠責から支払われます。




