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事故の種類弁護士監修

非接触事故(誘因事故)でも補償は受けられる?

車とぶつかっていなくても、相手の行為が原因で怪我をした場合の補償。因果関係の証明方法と注意点。

公開: 2025.12.105分で読めます
執筆: 田中 健太柔道整復師 監修: 伊藤 洋介弁護士
非接触事故(誘因事故)でも補償は受けられる?

接触していなくても補償される『非接触事故』

相手車両と物理的に接触していなくても、相手の危険行為が原因でケガをした場合は『非接触事故』(誘因事故)として補償対象になります。例:右折車に驚いて急ブレーキ→転倒、進路妨害で接触回避→ガードレール衝突など。

非接触事故と認められるための3条件

  • 相手の危険行為があった(無理な車線変更・進路妨害など)
  • それが原因で被害者がケガをした(因果関係)
  • 回避行動の必要性が客観的に認められる

立証の難しさと決め手

非接触事故は接触事故より立証が困難です。決め手になるのは以下の証拠です。

  • ドライブレコーダー映像(最強の証拠)
  • 目撃者の証言(複数人いると説得力大)
  • 周辺の防犯カメラ映像
  • 警察の実況見分調書
  • 車両の傷の有無(避けようとした痕跡)

⚠ 相手が『接触してないから』と逃げようとすることがあります。必ず警察を呼んでナンバープレートを記録してください。

非接触事故被害者の手順

  • 1. 警察を呼ぶ(接触なしでも事故として届出)
  • 2. 相手のナンバー・特徴・連絡先を確認
  • 3. ドラレコ映像を確保(SDカードを抜く)
  • 4. 目撃者の連絡先を聞く
  • 5. 整形外科を当日中に受診
  • 6. 弁護士相談を早期に行う(立証が複雑なため)

過失割合の傾向

非接触事故では『回避行動が適切だったか』も問われ、接触事故より被害者の過失が大きく認定される傾向があります。例えば過剰な急ブレーキで転倒した場合、20〜40%の過失が認められることも。

Q

相手が『接触してないから知らない』と言って去りました。

A

それは不当な逃げ得行為です。ナンバーを記録し警察に届出すれば、加害者特定→責任追及が可能。映像証拠があれば弁護士介入で勝てる可能性が高いです。

Q

ドラレコがありません。立証は不可能ですか?

A

困難ですが不可能ではありません。周辺の防犯カメラ・目撃者証言・事故状況の物理的整合性を積み重ねて立証します。早期に弁護士に依頼すれば証拠収集を体系的に進められます。

Q

自賠責保険は非接触事故でも使えますか?

A

はい、使えます。接触の有無ではなく『加害者の運行に起因する負傷』であれば対象になります。被害者請求の手続きで証拠を提出すれば、120万円までは自賠責から支払われます。

参考情報

  1. 東京地裁民事交通訴訟研究会『非接触事故の過失相殺』
  2. 日弁連『非接触事故事例集

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この記事の執筆者・監修者

執筆

田中 健太

柔道整復師・交通事故施術認定資格

リーフ鍼灸整骨院グループで交通事故施術を専門に担当。これまで1,000件以上の交通事故患者様の施術に携わり、保険手続きサポートの実績も豊富。

医療監修

伊藤 洋介

弁護士(東京弁護士会所属)

交通事故案件を中心に被害者側の損害賠償請求を担当。自賠責保険・任意保険の実務に精通し、当コラムの法的正確性を監修。

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