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電動キックボード事故の対応ガイド|保険適用と施術の流れ

2023年の法改正で利用が広がる電動キックボード。事故時の保険適用条件、自賠責保険の有無、施術の流れを解説します。

公開: 2026.03.126分で読めます
執筆: 田中 健太柔道整復師 監修: 伊藤 洋介弁護士
電動キックボード事故の対応ガイド|保険適用と施術の流れ

2023年法改正で『特定小型原動機付自転車』に分類

2023年7月の道路交通法改正により、電動キックボードは『特定小型原動機付自転車』という新カテゴリーに分類されました。16歳以上なら免許不要、ヘルメットは努力義務、自賠責保険加入は義務です。事故時の補償ルールは通常の自動車事故と似ていますが、いくつか独自のポイントがあります。

電動キックボードの種類

  • 特定小型原動機付自転車:最高速度20km/h以下、免許不要(16歳以上)
  • 特例特定小型原動機付自転車:6km/h以下の『歩道モード』も可
  • 特定小型外(従来型):最高速度20km/h超、運転免許必須

事故時の補償ルール

自賠責保険が義務化されているため、加害者からの自賠責請求は通常の自動車事故と同じく可能です。任意保険についても普通の自動車保険でカバーされるケースがほとんどです。

シェアリングの電動キックボードを利用中の事故は、貸出業者の保険が一部カバーしますが、自己負担が発生するケースもあります。利用前に契約内容を確認しましょう。

被害者として遭遇する3パターン

パターン1:歩行中に電動キックボードに衝突された

歩行者として完全被害者。加害者の自賠責 + 任意保険 + 個人賠償責任保険のいずれかから補償を受けます。

パターン2:電動キックボード運転中に車と事故

自動車側の過失が大きいケースが多いですが、信号無視や歩道走行などは過失が増えます。自賠責は普通車と同様適用されます。

パターン3:電動キックボード同士の事故

双方の過失割合を判断し、それぞれの自賠責から補償。自分が加害者になった場合は『個人賠償責任保険』が頼れる存在です。

電動キックボード事故で起こりやすい怪我

  • 頭部外傷(ヘルメット非着用率が高いため重症化しやすい)
  • 手・肘・肩の骨折(転倒時の自衛動作)
  • 膝・足首の捻挫
  • 顔面挫創・歯の損傷
  • 脳震盪
Q

シェアリング電動キックボードでの事故、誰に請求すればいいですか?

A

まず利用したシェアリング業者に連絡。業者の保険でカバーされる範囲を確認し、不足分は加害者の保険(または相手シェア業者)に請求します。弁護士相談を推奨します。

Q

ヘルメット非着用での事故、慰謝料は減りますか?

A

現状は努力義務のため、非着用を理由とした大幅な減額は判例上限定的です。ただし、頭部外傷の重症度が増し、損害額自体が大きくなることが多いため、結果的に補償額に影響します。

Q

自賠責未加入の電動キックボードに撥ねられました。

A

政府保障事業で自賠責相当の補償(傷害120万円・後遺障害最大4,000万円)を受けられます。請求は損保会社の窓口で受け付けています。

参考情報

  1. 警察庁『特定小型原動機付自転車に関する制度』
  2. 道路交通法第41条の2

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この記事の執筆者・監修者

執筆

田中 健太

柔道整復師・交通事故施術認定資格

リーフ鍼灸整骨院グループで交通事故施術を専門に担当。これまで1,000件以上の交通事故患者様の施術に携わり、保険手続きサポートの実績も豊富。

医療監修

伊藤 洋介

弁護士(東京弁護士会所属)

交通事故案件を中心に被害者側の損害賠償請求を担当。自賠責保険・任意保険の実務に精通し、当コラムの法的正確性を監修。

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