交通事故では、シートベルトによる肩への圧迫、ハンドルを握った状態での衝撃、エアバッグの展開による衝撃で肩関節の靭帯や腱板を損傷することがあります。腕が上がらない、夜間に痛みで目が覚めるなどの症状が特徴的で、放置すると「五十肩」のような状態に進行するリスクもあります。

主な原因
- シートベルトによる肩・鎖骨への圧迫
- ハンドルを握った状態での衝撃の伝達
- エアバッグの展開による衝撃
- 転倒・投げ出された際の肩の強打
代表的な症状
腕が上がらない
肩関節の可動域が制限され、腕を上げる動作で強い痛みが出ます。
夜間の痛み
寝返りや仰向けで肩が圧迫されると、夜間に強い痛みが出現します。
腕を回す時の痛み・引っかかり
肩を回旋させる動作でゴリゴリ音がしたり痛みが走ります。
肩のこわばり・硬さ
筋肉の緊張や炎症により、肩周辺が硬くなり動かしにくくなります。
こんな症状はすぐ受診を
次のような症状がある場合は、整骨院ではなく救急外来や整形外科を優先してください。
- 肩が完全に動かせない場合
- 肩が明らかに変形している場合
- 痛みが日に日に強くなる場合
- 腕全体にしびれが広がる場合
施術の進め方
初回カウンセリング・可動域検査
肩関節の可動域、筋力、痛みの程度を検査。画像診断の結果も確認しながら施術方針を決定します。
急性期(1〜2週間)
超音波療法、アイシング、テーピング固定で炎症を抑制。安静にすべき動作と行って良い動作を指導します。
回復期(2週間〜2ヶ月)
肩関節のモビライゼーション(関節可動域訓練)、手技療法で可動域を段階的に回復。超音波治療を併用します。
リハビリ期(2〜4ヶ月)
肩周辺の筋力強化、インナーマッスルトレーニング、再発防止の生活指導を行います。
施術期間の目安
目安:2〜4ヶ月
腱板損傷を伴う場合はさらに長期の施術が必要になることがあります。MRIでの精密検査を推奨する場合もあります。
よくある質問
五十肩と交通事故の肩の痛みの違いは何ですか?
五十肩は加齢による変化が主原因ですが、交通事故による肩痛は外傷性です。ただし事故をきっかけに五十肩に移行するケースもありますので、早期の施術が重要です。
肩のMRIは必要ですか?
痛みが強い場合や可動域の制限が大きい場合、腱板損傷の疑いがある場合は整形外科でのMRI検査をおすすめします。当院から紹介状をお出しすることも可能です。
